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トルクレンチ校正:なぜ必要?

「校正」って何?

「校正」って何?

『校正』とは、「トルクレンチがきちんと正しい力で締められているか」をチェックし、もし基準に対してズレが生じていれば、それを基準に合うように調整する作業のことを指します。

『校正』は安心・安全のために欠かせない、大切なトルクツールのメンテナンスです。

なぜ、校正をしなくてはいけないの?

なぜ、校正をしなくてはいけないの?

トルクレンチは使い続けているうちに(または長期保管でも)少しずつズレが生じることがあります。 例えば、100Nmに設定をしてきちんとトルクレンチを正しく使用しているのに、実際は90Nmでしか絞められていなかったという事例も…。

トルクレンチは安心・安全のために、定期的なメンテナンスが必要な測定機器です。

どのくらいの頻度で校正が必要?

どのくらいの頻度で校正が必要?

トルクレンチの精度誤差の大きさは使用環境によって異なりますが、メーカー基準(STAHLWILLEー)では、以下のいずれか期間の短い方での校正を推奨しています。

1. 5,000回のクリック
2. 1年間

また、長期保管により何年も使用していないトルクレンチを久しぶりに使用する際にも、念のため校正を推奨しております。

「校正」ってどうやるの?

「校正」ってどうやるの?

トルクレンチの校正は、校正器を用いて「締め終わった瞬間」ではなく「クリックが鳴った瞬間」で行います。

校正機器にセットされたトルクレンチのグリップを機械が動かしてトルク値を計測し、そのデータを記録します。 「クリックが鳴った瞬間」のトルク値が基準値の何%に収まっているかを確認し、精度が許容差の範囲に収まっていなければ、調整を行い精度を向上させます。

トルクレンチの正しい保管方法は?

トルクレンチの正しい保管方法は?

トルクレンチは精密機器です。その精度をできる限り維持するため、落下や衝撃には十分ご注意ください。

また、保管の際は、可能であれば専用ケースに入れ、振動の少ない場所で高温多湿を避けて保管してください。不適切な保管環境は、内部の錆び発生につながる可能性がございます。

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